2005年、元おにゃんこクラブの渡辺満里奈さんがピラティス本を発行してから20年を経た現在は、第3次ピラティスブームと言われています。
ここでは、「そもそもピラティスってどういう意味?」という貴方の疑問にお答えします。
「ピラティス」は人の名前だった!
「ピラティス(Pilates)」という言葉は、実は考案者の名前に由来します。
つまり、「ピラティスさんが考えた運動法」だから「ピラティス」と呼ばれているのです。
ジョセフ・H・ピラティスとは?
- 名前:ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス(Joseph Hubertus Pilates)
- 生まれ:1883年、ドイツ
- 職業:ボクサー、体操選手、戦争中は負傷兵のリハビリサポートなども担当
- 背景:子どものころは喘息・リウマチ熱など病弱で、健康回復のために運動を研究
彼は第一次世界大戦中、負傷兵のためにベッドの上でもできる運動を考案し、これが現在の「ピラティス」の元になりました。
最初は「コントロロジー」と呼ばれていた
ジョセフ・ピラティスさん本人は、この運動を「コントロロジー(Contrology)」と名づけました。
この言葉には次のような意味があります:
- 単なる筋トレではなく、体を意識して動かす学問
- 正しい姿勢と呼吸、集中力を重視
- 心と体のつながりを強める
つまり、ピラティスは「自分の体を自分でコントロールする力」を育てる運動だったのです。
なぜ「ピラティス」という名前になったの?
ピラティスさんの死後、彼の運動法がアメリカを中心に広まりました。
その中で、だんだんと「ジョセフ・ピラティスのメソッド」「ピラティス方式の運動」などと呼ばれるようになり、やがて「ピラティス」という名前が定着しました。
まとめ
「ピラティス」という言葉の由来は、考案者ジョセフ・ピラティスさんの名前です。
本来の名称「コントロロジー」には、体を整え、コントロールすることで健康をつくるという深い意味が込められています。
今では、世界中で「ピラティス」と呼ばれる健康法として、多くの人に親しまれています。
名前の裏には、健康と回復を願った創始者の思いが息づいているのです。